気管支喘息とは

(1)自然にあるいは治療により改善する気道閉塞を認めること

(2)種々の刺激に対して気道過敏性を示す

(3)気道炎症を有する

と定義されています。

つまり、風邪や季節の変わり目、薬剤やストレス、運動、気圧の変化といったように刺激が加わることにより、強い咳や喘鳴、胸部圧迫感等の出現を認めることですが、これらは、適切な治療で病状を後遺症なく改善することができます。通常、喘息は発作のないときは健康な人とほとんど変わりがないため日頃の予防や治療を怠りがちとなってしまいます。

しかし、発作の頻度が多いほど治療に時間がかかってしまいます。薬剤の服用の厳守、喘息の原因への曝露の回避、週3回程度の清掃や寝具の衛生管理等も非常に重要です。

また、小児喘息というように小児に多い疾患のイメージがあると思いますが実際の発症年齢は成人発症が 56.3%~77.3%、小児発症は11.1~13.8%成人発症のほうが圧倒的に多いようです。

成人の方で、咳が長く続いたり、何となく胸が圧迫されるような病状、ゼイゼイするようなことがあれば、喘息の可能性があります。お気軽にご相談ください。